校正の受付

弊社での計測器の校正受付について

弊社では、弊社から販売している計測器の校正受付を行っております。
実際の校正業務および校正書類(校正証明書、試験成績書、トレーサビリティ体系図)の発行は、弊社グループ会社の校正部門に委託しております。

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校正料金体系について

校正代金は「計測器校正代金」に「校正書類代金」を加えた金額になります。

校正料金体系図:総合校正料金 = A計測器校正代金 + 校正証明書代金 + 試験成績書代金 + トレーサビリティ体系図代金
  • A計測器校正代金:校正作業に発生する料金です。校正するポイントなどにより料金が異なります。
  • 校正証明書代金(※):校正証明書(校正を行った事の証明)の発行書類の料金です。
  • 試験成績書代金(※):試験成績書(計測データ)の発行書類の料金です。
  • トレーサビリティ体系図代金:トレーサビリティ体系図の発行書類の料金です。

※製品によっては依頼する校正機関の違いにより「校正証明書」と「試験成績書」が組みになる場合があります。

※料金については製品を購入されました販売店様にお見積りのご依頼をお願いします。

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校正時のご注意

  • 校正前のデータはありません。校正後のデータのみになります。
  • 校正時に計測器の調整は行いません。
  • 一部の校正書類には合否判定が入らない場合があります。
  • ご依頼時に校正書類の宛名(ユーザー名)を正確にご記載願います。 誤記があると別途料金が発生する場合があります。
  • 校正納期は約3週間~1ヶ月となります。
  • ご依頼は計測器をお買い求めになった販売店へご依頼ください。
  • 修理が必要な場合は、別途料金が発生します。修理が必要な場合は弊社からご連絡致します。

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校正受付可能な製品について

下記の計測器の校正を受付けています。(校正条件や校正ポイント指定ができる製品があります。また一部校正ができない製品が有ります。)

  • デジタル温度計
  • デジタル温湿度計
  • 熱電対温度計
  • 熱電対温度センサー
  • 白金センサー
  • 放射温度計
  • 温度モジュール
  • はかり
  • タイマー
  • ストップウォッチ
  • アナログテスター
  • デジタルテスター
  • クランプメーター
  • オシロスコープ
  • 直流安定化電源
  • LCRメーター
  • 回転計
  • 照度計
  • 騒音計

尚、上記に書かれていない製品に関しては基本的に校正を受付けておりません。詳しくは弊社へお問い合わせください。

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校正証明書と試験成績書の見方について

弊社では計測器の校正を外部の校正機関に委託して業務を遂行しております。入手した「校正証明書」「試験成績書」に弊社で手を加えることが出来ませんので、そのままの形でお客様へお送りしています。
下記に書類の見方についてまとめましたのでご参考にしてください。

表示値と校正値について

「表示値」とはお客様の計測器が表示した値で、「校正値」とはその時の校正機関での校正装置の値です。
例えば「表示値」が100で「校正値」が105となっている場合は、105の環境の所で100の表示をする計測器ということなので、その計測器は実際の値より小さく表示されることになります。

校正精度について

校正を行う場合、校正される計測器の誤差以外に校正を行う側の装置の精度が問題になります。 校正機関にある校正装置の誤差はかなり小さいのですが、それでもある程度の誤差を持っています。基本的に誤差がゼロの校正装置が世の中にありません。 校正書類内に書かれている「校正精度」は、お客様がお使いの計測器の誤差では無く、校正機関での校正装置の精度の事です。

誤差について

校正する場合の誤差は、計測器が持っている誤差に上記の校正装置の誤差(校正精度)を加えた値になります。

校正時の誤差 = お客様の計測器が持っている誤差 + 校正装置の誤差(校正精度)

例えば計測器が持っている誤差が±(5%rdg+1dgt)で、校正装置の誤差(校正精度)が±(1%rdg+1dgt)の場合は、校正時の誤差はこの両者を加えて±(6%rdg+2dgt)になります。
6%rdgと言うのは測定値の読値の6%の誤差を意味し、2dgtは最小桁の数値が2の誤差を意味します。
100.0と表示される計測器の場合は6%rdg = 0.06 × 100.0 = 6.0 2dgt = 2 × 0.1 = 0.2になり、校正時の誤差は ±(6.0+0.2) = ±6.2になります。

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「ISO/IEC17025認定校正」の受付を開始しました。

試験/校正結果に対しての信頼性を判断するための世界基準として、ISO/IEC17025があります。
製品やサービスへのより高い信頼性が求められる現在、国際的な取引はもちろん、国内取引でもその需要は高まってきており、試験所・校正機関の品質・能力の証明には欠かせない国際規格となっています。

従来の「一般校正」との違いは?

一般校正は、IECやJIS規格のような誰もが知ることができる基準によって第三者が評価をしたり認められたものではなく、校正の能力(技術)を校正の依頼側と提供側の一対一の信頼関係によって認めることで成り立っています。
数多く存在する校正機関のなかから一つを選び、そこから出される試験結果に対して「その結果は本当に正しいものなのか?」「成績書の結果は本当に妥当なのか?」「その試験所・校正機関が本当に正しい数値を出す能力があるだろうか?」という疑問から、第三者の評価を求めるニーズが高まっています。
そこで試験/校正結果が信頼性のあるものかを判断するための世界基準としてISO/IEC17025が存在し、様々な分野で求められています。

ISO/IEC17025認定校正が可能な機種は?

本ホームページに掲載の製品情報にて「ISO/IEC17025校正可」と記載された製品が対象となります。

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